呑み会の始まりは遅い。そして長い。
日頃のストレスを解消するための愚痴や文句。
負の感情を人に吐き出すよりも正の感情を共有してもらいたいものだ。
そこで考えたのが、ポジティブ呑み会。
ここではポジティブなことだけを話すという趣旨で呑み会を募った。
自分の将来やりたいことや身の回りに起きた楽しいこと、よかったこと、嬉しかったこと。周りの人にも趣旨に沿った質問をするそういう雰囲気で始まった。
1時間を過ぎ、失敗した。
誰かのせいにはできないが、たった一人の大きな声とは偉大なもので形勢は逆転。文句が始まった。誰かが誰かを批判する、みんなが嫌いなはずの呑み会に変わった。長く暗い呑み会を変えることはできなかった。それは、呑み会とは既成概念としてハメを外すところで、大騒ぎしたり日頃のストレスから解放するための場所だから。
つまり、呑み会を変えることが間違いだった。
だから、私は持ち寄り会を開くことにした。
時間はお昼過ぎから。場所は友人のオフィス。
楽しかった。
自分が求めていた形が見えた気がする。参加者がそれぞれ何か必要なものを自分で考えて持ってきてそれをみんなでシェアする。お酒がかぶっても、つまみがかぶっても量が増えるだけで何も問題ない。
自作の野菜を持ってきてくれた人や友人からもらった日本酒、自社開発しているデザート、紙皿を持ってきてくれた人もいた。一人当たり2000円前後。
特に指定はせずそれぞれが自分で考えて持ってきてくれたからこそ、感謝あり、まつわる話ありの楽しい時間になった。
時計を見れば19時を回っていた。
6時間も一緒に過ごしたが誰しもが終電を逃すことなく、睡眠時間を削ることなく笑顔で帰宅となった。
この経験から公園や野外でも持ち寄り会を始めた。とても楽しい。
何か足りない時はどうするか、足りなくたっていいじゃないか。
そこにあるものが今日の持ち寄り会。同じ酒なら楽しい酒を。
そんなんで、よろV(^_^)V