北欧の「高福祉国家」はお金の出どころ、財源が違う!日本がモデルとするなら、スウェーデン

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北欧の「高福祉国家」はお金の出どころ、財源が違う!
    日本がモデルとするなら、スウェーデン
 実は、同じ北欧の高福祉国家でも大きな違いがあります。それは財源です。同じ北欧といってもフィンランドスウェーデンノルウェーデンマークとではお金のでところが違います。そこで、今回は、どんな産業がそれぞれの国を支えているか、それぞれの高福祉国家の違いをお伝えします。

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ノルウェー&デンマーク原油がお金の出どころ

 ノルウェーデンマークは実は、言わずと知れた原油大国です。なんとノルウェー世界3位の原油を輸出しています。石油=サウジアラビアや中東のイメージをお持ちの方もいらっしゃるかと思いますが、実は、北欧には北海油田があり、豊富な資源が産出されています。またデンマークも欧州では3番目の原油生産量を誇っている石油国です。このようにノルウェーデンマーク資源という一度掘り当ててしまえば半永久的にお金に変わるお宝を持っているんです。別の側面で見ると自分で勝ち取った努力ではないため、国民の努力や所有欲、自由度といった欲求、不満は低いといえます。
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フィンランド 森林・IT産業 選択と集中

 一方、フィンランドスウェーデン原油産出国ですが、主な産業の拠り所は別にあります。まず、フィンランドは、元々豊富な森林資源を伐採し、木材を輸出する国でしたが、近年はIT産業に特化した経済に成功しています。たとえば、スマホノキアといえば携帯・スマホ産業のグローバルリーディングカンパニーで市場は世界規模です。つまり、フィンランはいわゆる選択と集中でIT産業に投資し、潤沢な財源を確保し、高福祉を支えているということです。
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スウェーデン 軍需産業→ハイテク分野

 次に、スウェーデンですが、スウェーデンは、以前は軍需産業がメシのタネでした。ノーベル賞の由来となったアルフレッド・ノーベルスウェーデンの出身です(ノーベルはダイナマイトを開発した人物です)。こうした得意の軍需産業から技術を転化し、スウェーデンは、ハイテク分野に進出し、数々のグローバル企業を輩出しました。さらに、近年はハイテク分野に止まらず、お得意の技術、器用さを生かした企業も名を連ねるようになりました。中でもIKEYAH&Mは業界のトップを走り、群を抜いています。このように、フィンランドスウェーデンは戦略的成功と得意を生かしたという点では異なりますが、たゆまぬ企業努力によって勝ち取った利益によって国の経済を支えています。

 まとめ・日本がモデルとするならスウェーデン

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 以上のように、同じ北欧国家といえど違いがあります。一色単に北欧国家とまとめてしまったら寂しいですよね。ざっくりと、財源がそれぞれ違うんだと知ることでも北欧の福祉国家の理解や関心度が深まると嬉しいです。もし、かりに日本が真似をするとしたら、スウェーデンかなと思います。日本にも自動車や家電といったお家芸が存在します。
 こうした技術力をグローバルに展開するマーケット開発や語学力を各企業が身につけていけば、決して夢物語ではありません。もちろん、「せっかく得た利益を赤の他人に渡すなんて考えられない、自助努力すべき」という声も当然です。北欧、北欧という政治家よりもスウェーデンをモデルとした国家を構築したいという政治家がいたらより具体的な政策を持っているかもしれません。
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